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テレビの音質が飛躍的に向上☆サウンドバーの使い勝手と実力に迫る

くらしの森

大画面テレビを設置したのになんだか音質がイマイチ、と感じる方は多いのではないでしょうか。実は我が家では、大画面テレビそのものより満足度が高かったのが「サウンドバー」なのです。そこで、その使い勝手と実力にスポットを当てて、我が家の導入事例についてご紹介したいと思います。

☆予想をはるかに超えるリアルなサウンド

サウンドバーとは?

いまさら何を、とお思いかもしれませんが、オーディオ機器にあまり詳しくないという方のために、基本的な情報をここでおさらいしておきましょう。
サウンドバーは外観が非常に特徴的です。製品によって全長は異なりますが、だいたい50㎝ほどから150㎝ほどの四角い棒状のスピーカーで、テレビの前に置いて使用します。

この棒状の箱の中には、セリフや背景音などの中周波数帯の音を再生する中域ドライバーや、悲鳴やエレキギターのような高音を再生するツイーターなどの複数のスピーカーが搭載されていて、それらが前方向だけでなく、上方向や横方向にサウンドを展開することで、リアルな音場を再現できるように設計されています。

テレビ画面や部屋の広さに応じてさまざまなサイズが用意されていますので、自分の視聴環境に合ったサイズを選びたいですね。

というわけで、我が家が導入したのは以下のセットです。

SoundTouch® 130 home theater system出典:BOSE公式ページより

導入時期は2016年の10月といまから8年近く前になりますが(この記事は2024年6月に書いています)、我が家ではまったく不満に感じることなく、現在も絶賛愛用中です。
その間この製品は廃盤になって次期モデルに取って代わられ、他メーカーからもさまざまなサウンドバーが発売されましたが、いずれも製品自体のコンセプト(と技術仕様)は大きく変わっていないと思いますので、いま導入を検討中の方にも我が家の事例がきっと参考になることと思います。

手軽に音場を設定

テレビやHDレコーダーなどとの接続が完了したら、付属のヘッドセットを頭に付けて、いつも自分が試聴する席に座ってセットアッププログラムを立ち上げます。さまざまな周波数の反射音をヘッドセットが聴き取っているようで、これによって部屋のレイアウト、壁の位置などを把握して、最適な音場に自動で補正してくれます。

ものの数分で、この音場補正は完了します。

これによって何が変わるかというと‥‥。
導入後初めて映画のソフトを観たときに、ヘリコプターの音が頭上から聞こえたり、鳥が斜め後ろで鳴いたりして、妻のモリコッチと一緒にソファで観たのですが、ちょっとしたアトラクション気分だったことを思い出します。

ソファの後ろにスピーカーを置いているわけではないのですが、「音に包まれる」という感覚を確かに味合わせてくれます。壁の反射にこれほどの効果があるとは、驚きでした。

音場補正によるこの効果、常に決まった場所に座らないとキチンと聞こえないかというと、そんなことはなく、リビングから離れたダイニングで聞いても、奥行きのあるいい音が鳴ってるな、と感じることができます。

ひとつだけ残念なのは、人間の感覚というものはすぐに慣れてしまうもので、最初はアトラクション気分だった映画鑑賞も、「音に包まれる」ことが当たり前になってきて、1ヶ月後には全然驚かなくなってしまったことです(サウンドバーの実力とはなんの関係もないことですけどね)。

生声と間違えるビビッドな音質

そんな「すぐに慣れてしまう」人間の感覚も、なかなか慣れなかったサウンドバーの特性があります。それは、生の音と区別がつかないほどの音質のビビッドさです。
どういうことかというと‥‥。

我が家では(モリゾッチがビデオ撮影好きということもあって)ホームビデオを見る機会が多いのですが、ビデオの中の息子モリオッチの呼びかけに、妻モリコッチが思わず返事をしてしまうということが頻発しました。
家事をしながらビデオ鑑賞に付き合うことが多いモリコッチには、リアルな声とビデオの中の声の区別がつきにくいのです(自分の息子の声なのに、です)。

笑い話みたいですが、ホントの話です。

ちなみにモリゾッチが聞き間違えることはありませんが、それはずっと画面を観ているからです。つまりモリコッチが家事の大半を引き受けてくれるお陰で、モリゾッチは撮り溜めたホームビデオを編集して、大画面とリアルなサウンドで再生して楽しむことができて‥‥、ビデオの中の声に間違えて返事したモリコッチを見て、家族みんなで大笑いできて‥‥。そう考えると、あらためて、モリコッチには感謝しかありませんです(ペコリ)。

話が横にそれてしまいましたが‥‥。
最近もこんなことがありました。夜深い時間のドラマをモリコッチと2人で観ていて、遠くで犬の鳴き声がしたのですが、2人とも同時に「ん? いまのはリアル? テレビの中?」となったのです。たまたま2人ともスマホに気を取られていたのですね。

ドラマの主人公の部屋の外で犬が鳴いていたのでした。
導入して8年経っても、こんなふうにちょっと気を抜くとリアルサウンドと間違えてしまう。サウンドバー、恐るべし(モリゾッチ夫婦の耳が悪いのだ、とか思わないでくださいね。サウンドバーの実力を物語るエピソードに間違いありませんので)。

☆サブウーファーは断然あった方がいい

置き場所自由な四角い箱

さて、我が家に導入したセットのうち、テレビの前に置く棒状のスピーカーではなく、四角くて一番背の高い箱を、BOSEではベースモジュールと呼んでいます。一般的には、サブウーファーと言われる物ですね。

ここで、ちょっとした豆知識です。
サブウーファーの「サブ」は英語で「sub」ですが、我々日本人が連想する「〜を補う」という意味のほかに、「〜より下に(下位に)」という意味をもっているそうです。

低音域を受け持つウーファー(woofer)より低い(下の)帯域の超低音(100Hz以下)を再生する、という意味で「sub」であり、同時にウーファーでは足りない超低音を補う、という意味でも「sub」なのだそうです。
学校の「サブ担任」などというときの「サブ」とは違って、かなり積極的かつ重要な役割を担っているスピーカーなのです(あ、先生方、すみません)。

この100Hz以下という音域ですが、通常これくらいの低音域だと人間の聴覚では音の方向を感じることは難しいとされています。ですから、箱ひとつで充分役に立つ(ステレオにする必要はない)し、置き場所は比較的自由に選べる、というわけです。

置き場所が自由、というのは本当の意味で自由ということでして‥‥。
実は、これが我が家がこのセットを導入した大きな理由のひとつなのですが、このサブウーファーはワイヤレスなのです(いまでは、8年前と違ってどこのメーカーも大体そうなっているようですけど)。

というわけで、いろいろ試してみました。
いくらワイヤレスだからといって、リビングの真ん中にポコっとこれを置いておくわけにもいかず、ソファの後ろ、観葉植物が置かれているリビングのコーナーなど、目につきにくく、ジャマにならない場所をいろいろ試しましたが、どこもシックリきませんでした。

結局上の写真にあるように、テレビ台の脇にちょうどぴったりの空間があり、そこに収まりました。まあ、無難な場所ですね。目には入りますが、視聴のジャマになるほどではないですし、いろんな音の聞こえ方も、一番バランスがよかった気がします。

我が家にとって唯一の問題点は、後継機種のベースモジュールは横幅が大きくなっていて、この隙間には入らないということです。
これからワイヤレスのサブウーファーを設計するメーカーの皆さんは、どうか我が家のような事情も考慮して、狭い隙間にも置けるモジュールを開発してもらいたいものです。

没入感を高める影の主役

モリゾッチの家は郊外の一軒家で、窓からは少し先に小さな森が見えるような環境ですので、映画を観るときなどは比較的大きな音を鳴らします。
そのときの没入感は半端ないのですが、その没入感は何によって得られているかといえば‥‥。

60インチの大画面テレビ、サウンドバーによる「音に包まれる」かのような音場‥‥。

我が家の60インチというサイズはテレビとして決して小さくはないですが、没入感を得られる画面サイズといえば、やはり100インチ以上のスクリーンということになると思います(どうしても、かぶりつきというよりは、少し離れて見ることになりますので)。

それでも、つまり60インチでも没入感を与えてくれるもの。それが「音場」ということになると思うのですが‥‥。
モリゾッチにはこんな経験があります。

かつて、映像コンテンツの仕事をしていた頃、最後の仕上げの工程はMAルームと呼ばれる部屋での音の加工でした。大小さまざまなスピーカーが置かれた部屋で(人より大きなスピーカーもありました)、映像に合わせて効果音や音楽を入れ込んで、完パケ(完成品ですね)にしていきます。

いい感じに仕上がったコンテンツをダビングして持ち帰り、「さっきの感動をもう一度」と自宅のテレビで再生すると‥‥、これが、まあ、ほぼ100%毎回ガッカリという結果になります。コンテンツの中身が薄っぺらく見えて、感動も半減なのです。
映像的にはMAルームで見ていたものと何も変わらないのに、です。

違っているのは、音です。
MAルームのスピーカーと自宅のテレビのスピーカーでは、一つひとつの音の粒立ち方や迫力がまったく違います。そしてその音の差が、コンテンツを鑑賞する人の心に影響します。音がショボければ同じ映像でも色褪せて見え、心の揺れも小さくなってしまう。
言ってみれば、映像コンテンツは音が命

これが、当時モリゾッチが学んだことなのです。

さて、そんなモリゾッチに、あのときMAルームで鳴っていた音を思い出させてくれるもの。
それがサウンドバーです。
正確にいうと、サウンドバーによる「音に包まれる」かのような音場。

もっと詳しくいうと‥‥。
「音場」の一部である重低音。
人の心を動かす音の力。その迫力の正体は、重低音だと。

映画はもちろんですが、コンサート中継のようなコンテンツや、野球やサッカーなどの大きな会場を使うスポーツ中継を観れば、そのことは歴然とします。私たちが生活の中で触れるリアルな音。さまざまなそのリアルサウンドの中には、100Hz以下の重低音が大きなウェートを占めているのですね。

つまり、サブウーファーは没入感を高める影の主役
そのことが、この歴然とした事実によってわかります。
予算が許すのであれば、ぜひサブウーファーをセットで購入することをお勧めします。

☆豊かな「音」のあるくらし

特に意識することなく使える便利ツール

テレビを見るときにはリモコンでテレビの電源を入れますが、サウンドバーはこの電源に連動して自動で起動してくれます。
我が家ではHDレコーダーを同時にオンにすることも多いので、最初からHDレコーダーのリモコンでまずテレビの電源をオンにします。すると、連動してHDレコーダーとサウンドバーが起動します。

特にそういう設定にした記憶はないのですが、接続して使用しているうちにそうなっていて、これは便利だと思いました。そしてHDレコーダーのリモコンでテレビの音量を操作すると、サウンドバーの音を大きくしたり小さくしたりできます(これは、HDレコーダーの再生中でも、再生を停止して単にテレビを見ているときでも、同様です)。

というわけですので、サウンドバーのリモコンも一応あるのですが、ほとんど使うことはありません。特に意識してサウンドバーを使うということがないので、これは当たり前なのかもしれませんが‥‥。
特に意識することなく、ただ「音」だけが豊かになる。そう考えると、とても優秀なツールというか、装置だということができるでしょう。

これだけでも、お勧めしないわけにはいきません。

豊かになるのはテレビの音だけじゃない

もちろん、サウンドバーが役に立つのは、テレビでコンテンツを観るときだけではありません。
スピーカーの集まりですので、普通に音楽を聴くのに使えます。「使えます」という言い方が申し訳ないくらいに、素晴らしい音で音楽を奏でてくれます。

方法はいたってシンプル。
ネット接続機能がありますので、ほとんどの音楽配信事業者を利用することができます。
大音量でコンサートのように鳴らしてもいいですが、ボリュームを下げてBGMとして薄く流しておくのも、とても心地よくてお勧めです。

そもそも我が家がBOSEのスピーカーを導入することになったのは、家族旅行でヴィラ一棟貸ししているホテルに宿泊した際に、BOSEの小さなスピーカーがリビングに備えられていたことがきっかけでした。

ラジカセと変わらないようなサイズですから、あまり期待しないでスイッチを入れたのですが、「これはどこから鳴っているのですか?」と言いたくなるような、心地いいサウンドを響かせていたのです。

そのヴイラの床が大理石張りになっていて、天井がすごく高い作りになっていたことも、音楽を聴く環境として抜群だったのかもしれませんが‥‥。
とにかく、滞在中ずっとBGMを鳴らしっぱなしにしていたことを思い出します。理由はなんであれ、あまりの心地よさに、BOSEサウンドに心を奪われてしまったのですね。

思い出話はさておき‥‥。
サウンドバーで鳴らすBGMは、そのときの感覚を思い出せてくれる心地いいサウンドです(ツーバイフォーの木の家である我が家は、あのときのヴィラより音を吸収しやすいのは、素人目にも明らかなんですけどね)。

それだけではありません。
同じシリーズの小さなスピーカーとネットでつながって、リビングと寝室、子供部屋など複数の部屋で同時に同じ曲を流すことができて、とても便利です。しかも、それらすべてをスマートフォンのアプリから簡単に操作できるのです。

年末の大掃除のときなど、家中を動き回っていても、どこでも同じ曲を聴くことができます(どのジャンルの音楽をかけるかは、家族と事前に調整しておいた方がいいと思いますが)。
現在主流の最新機種には、さらにアレクサなどスマートスピーカーの機能が組み込まれているものも多く、至れり尽くせりという感じになっていますが‥‥。

何はともあれ、音楽のあるくらし。

そんなわけで、豊かで心地いい毎日をサウンドバーとともに始めてみませんか?
ただし、決して安い買い物ではありませんから、ネットでの情報収集と並行して、家電量販店などで実機を鳴らしてみて、ご自分の耳で判断されることをお勧めします。モリゾッチもそうしました。

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モリゾッチ

10代からの映画熱が高じて、映像コンテンツ業界で20年ほど仕事していました。妻モリコッチ、息子モリオッチとの3人暮らしをこよなく愛する平凡な家庭人でもあります。そんな管理人が、人生を豊かにしてくれる映画の魅力、作品や見どころについて語ります。

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